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稲盛和夫塾長経営理念その24

自利と自他


 事業は「自利・利他」という関係でなければいけません。

 「自利」とは自分の利益、「利他」とは他人の利益です・

つまり「自利・利他」とは、自分が利益を得たいと思ってとる

行動や行為は、同時に他人、相手側の利益にもつながって

いなければならないということです。自分が儲かれば相手も

儲かる、それが真の商いなのです。

 自利、利他の精神がなければ、たとえ短期的には成功する

ことがあっても、長続きはしません。必ず軋轢が起こって

うまくいかなくなってしまうものなのです。

 常に相手にも利益が得られるように考えること、利他の心、

思いやりの心を持って事業を行うことが必要です。